00.これからのブランディングの
領域について。
ブランディングの領域は1980年代から少しずつ広がってきて、これからはブランド内の「自分たちのあり方を自覚する」「ものやサービスに反映させる」ことから、「知ってもらい、ファンになってもらう」「広げてもらう」ところまで受け持つようになってきています。その流れに対応するには、これからのブランディングの考え方で、事業を進める必要があります。
ブランディングの領域は1980年代から少しずつ広がってきて、これからはブランド内の「自分たちのあり方を自覚する」「ものやサービスに反映させる」ことから、「知ってもらい、ファンになってもらう」「広げてもらう」ところまで受け持つようになってきています。その流れに対応するには、これからのブランディングの考え方で、事業を進める必要があります。
ブランディングの目的は、人々に「ブランドのことを知ってもらい、好きになってもらい、広げてもらう」ことにあります。
つまり、これらに関わる作業のすべてがブランディングになりますが、もう少し具体的に説明すると、
ということになります。これらの作業の主体は、もちろん事業を推進していく人々全員になりますが、例えば「あり方」をまとめるにも、お客様に伝えるにも、世の中に広げるにも、専門的なスキルが必要です。
そこで外部からこれらの作業をサポートし、共に進めていくのが、ブランドストラテジストになります。
ブランディングがうまくいくと、数々の良い結果が得られることになります。
その代表的なものを挙げると、
などになります。ただ、注意しなければならないのは、ブランディングは一度やって終わるものではなく、常に注意深く、続けていくことが大事になります。そのため、長い目で事業をより良くし、ずっと続けていこうとしている方々にだけ、お薦めできるものです。
基本的には最初に、これからのブランドを担う20人くらいのメンバーで「ブランディング推進チーム」を結成していただき、ワークショップ形式で、「自分たちのあり方」と「訴求ポイント」について、さまざまな検討と整理を行っていきます。
その後、リーダーの方と「社内への浸透」のための施策を検討し、実施に向かう一方で、各部署の方々と「お客様との接点への落とし込み」を始めていきます。それぞれの項目をより具体的に説明すると
といった流れです。あくまでも基本形で、ブランドの状況に合わせてそれぞれ適宜対応していくことになりますが、いずれにせよ、短期では難しく、ブランド側の強い取り組み姿勢が重要とお考えください。